まえがき
新しいデジカメを買ったので[*1]、それを記念して、ちょっと古いですがQV-10に収めた画像とともに、ちょっとしたイタリア風景を公開します。
QV-10で撮った画像には次のような特徴があります。
第一に画像が非常に汚いです。
第二に色再現力がありません。
第三に画像が小さくてデテールが全くわかりません。
にもかかわらず何故こんなものを公開するのか。なぜでしょう。
Step 2. 下書き、下塗り、色計画
いきなりStep 2でStep 1がないわけですが、それはここまでの道のりが非常に長いために割愛せざるを得ないと。それに下描きを薄い木炭でやったもので、そんなものはQV-10には全然写らなかったというわけです。

下書きと大まかな色計画の図(作業開始3日目)
とにかく下描きの上からさくさくと塗っていきます。このとき、上手に描くにはコツがあります。今日は特別にそれをお教えしましょう。
筆に絵の具をつけ、壁に塗るといいのです!
「なるほど!筆を使うのね!」と合点していただけましたでしょうか。

一部クローズアップ。薄く軽くラフに色が乗っているだけです。

何故か小舟だけ仕上げている。仕上げのニュアンスを決定するためだが、
きっとこの部分の構図が気に入っていたのだろう。
Step 3. 細部を描く、全体を見る
ここまでの4日間はひたすら細部→全体→細部→全体とやっていきます。その時、上手に描くコツは、とにかく絵の具を溶いて筆に付け、的確に塗ることです。
「そうかわかった!的確に塗れば良いんだ!」と、合点していただけましたか?

多少の詰めとバランス(作業開始5日目)

一部クローズアップ。少しづつ描き加えてはいるものの、 建物の立ち上がりが不鮮明なまま。
Step 4. 完成に導く

完成(作業開始7日目)
完成しましたが写真の画像が汚いので何がどうなのかさっぱりです。
結局厚塗りすることなく最後まで水彩画風ですが、カフェの壁に描くという目的からすればちょうど良いのです。

ほんとに完成かとも言えるがいろいろな制約上止むを得ないのであった

ドアップと証拠のサイン
こういうタッチの絵は恰好良いか格好悪いかが微妙だが、この作品に関しては比較的恰好良いのではないかと自負しているのでドアップを見せても平気だ。
この記事を最初に書いた時はQV-10の画像データしかなかったんですが、それから十余年、フィルムスキャナーでこつこつ取り込んだ写真データが充実してきたのでここに載せたのであります。
初出:1997.05.25 追記:2010.02.28
細井工房
*1
「新しいデジカメを」とありますが、これはkodakのDC210という、97年頃のデジカメのことです。
QV-10の頃はさすがに銀塩カメラとの併用でしたが、その後のDC210以降は銀塩を全く撮っておらず、ほんとの意味でまともな写真が残っていない時期です。
後になってフィルムスキャナーで取り込んだアナログ写真もデータ化できたので、後半にはそれも掲載しておきます。
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